
バッハ「パルティータ」第6番、ホ短調(BWV 830)よりジーグ
8分の12拍子での演奏用楽譜


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バッハ「パルティータ」第6番 ジーグ 演奏用楽譜 PDF
バッハ「パルティータ」第6番 ジーグ 比較楽譜 PDF
この曲は「フランス組曲」第1番、ニ短調(BWV 812)のジーグと共に2分割系(1拍が2つ、4つに分割される)で書かれており、通常のジーグのように8分の3拍子や8分の6拍子などの3分割系で書かれていません。そのためこの曲は、おそらく19世紀の初めごろからずっと譜面通り2分割系で弾かれて来ました。
しかしこれはフローベルガー(1616-1667)からの伝統的な書き方に従ったまでで、実際の演奏は通常のジーグのように3分割系で演奏されなければならないのです。この曲に長年なじんで来た人は驚かれるかもしれませんが、ぜひともこの曲本来の生き生きした姿をお楽しみ下さい。
オリジナルではとりわけ後半に8分音符が4つ並んだパターンが多く出てきますが、これをどう弾くかはいくつかの可能性があると思います。この楽譜で示した弾き方は一例であり、ご自身で別の可能性も試してみて下さい。
「比較楽譜」は1725年のバッハの自筆譜と、1731年の出版譜、そして横山真一郎の演奏用楽譜を並べて比較研究できるようにしたものです。
ブログ本館の記事「甦えるジーグ 〜バッハ「フランス組曲」と「パルティータ」より」もご参照下さい。

この楽譜は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。
この楽譜は Finale 2011
G is by Kellner's manuscript. It is controversial, but I think Kellner is right. I don't write yet about it in English but I wrote it in Japanese.
http://bachmubansou.blogspot.fr/2017/03/blog-post.html
I think you want to know there is a wrong note in your edition without slurs of the cello suites.
In measure24 from the Courante in the 2e Suite: the 11th sixteenth note must be a f and no g. Thank you for your great work!